
ワインを買って飲んでみようと思ったら、ブドウの種類がたくさんあってびっくりしちゃった!
そうなんです!たくさんあってびっくりしますよね。ワインは、ブドウの品種が違うと味や香りが違うし、さらに同じ品種でも栽培される国や地域、造り方によっても全然違うんです。

ワイン用のブドウは、世界各地で栽培されているメジャーな品種もあれば、その土地でしか栽培されていないマイナーな品種もあります。
たくさんあるとどれを選んだら良いのか、何から覚えたら良いのか分からないですよね…。
ここでは、初心者がワインを楽しむための基礎知識として、まずは覚えておきたいブドウ品種を紹介します。
代表的な黒ブドウ3種類と、白ブドウ3種類です!
では見ていきましょう。
黒ブドウ

ピノ・ノワール
フランスのブルゴーニュ地方原産の品種。淡い色調で香り豊か。渋味が少なく酸味の高い軽やかなワインが造られます。
ラズベリーやチェリーなどの赤い果実の香りや、シナモンなどのスパイスの香り、熟成によってなめし皮や枯れ葉のニュアンスを持ち、複雑な印象となります。世界で最も高価なワイン「ロマネ・コンティ」は、このピノ・ノワールから造られます。
カベルネ・ソーヴィニョン
フランスのボルドー地方の代表格品種。渋味成分のタンニンも豊富で、しっかりとしたワインが造られます。
非常に濃い色調で、熟したカシスやブラックベリーなどの黒い果実の香りや、ミントなどのメントール系の香りを持ちます。ソーヴィニョン・ブランとカベルネ・フランの自然交配で誕生。品質の良さから、世界の広い地域で栽培されている品種です。
メルロー
フランスのボルドー地方原産の品種。カベルネ・ソーヴィニョンと並ぶボルドー地方の代表格品種。カベルネ・ソーヴィニョンよりも酸味やタンニンは控えめで、果実味が強く、芳醇でまろやかなワインが造られます。
濃い色調で、熟した赤系、黒系果実の香りを持ちます。カベルネ・ソーヴィニョンとブレンドされることも多い品種です。
白ブドウ

シャルドネ
フランス原産の品種。白ワイン用の品種としては最も代表的で、フランスのブルゴーニュ地方を中心に世界中で栽培されています。
ブドウ自体の香りや味わいに特別な個性が少ない、ニュートラル品種。気候や土壌、造り手の個性が反映されやすい品種です。
ソーヴィニョン・ブラン
アロマティック品種の代表。柑橘やハーブのような爽やかな香りや完熟したフルーツの香りを持ちます。フレッシュな酸味のある香り豊かなワインが造られます。
フランスのボルドー地方やロワール川流域、またニュージーランドで人気の品種です。
リースリング
こちらもアロマティック品種の代表。ドイツやフランスのアルザス地方で多く栽培されています。
柑橘やりんご、洋梨、桃といった果実や白い花など、ブドウの成熟度によって香りの印象が様々。豊かな酸味も特徴。辛口から極甘口のワインまで造られる、多彩な品種です。
参考文献:一般社団法人日本ソムリエ協会(2018)『日本ソムリエ協会教本2018』
まとめ
この記事では、黒ブドウと白ブドウの代表的なブドウ品種を、3つずつ紹介させていただきました。
飲み比べると、ワインってこんなにも違いがあるんだということに驚くはずです。
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気に入ったワインがあったら、ぜひ、ブドウ品種と国を覚えておきましょう!次にワインを選ぶときに参考になりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。